
声優・緒方恵美、“オタクが見下されていた時代”のテレビ出演は悔しさの連続
アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の碇シンジ役などで知られる声優の緒方恵美さんが10月31日にTwitterを更新。声優のテレビ出演が増加した2000年頃を振り返り、「当時の我々の扱われ方は酷かった。でもそれより嫌だったのは、ファンのみんなを下に見る目線だった」と悔しい思いをしていたことを告白しました。
緒方さんは、「声優のTV出演依頼が激増した2000年前後、TVに出るのが辛かった(今は大丈夫!)。それは今と違って…と話すうちに気づいた」と対談仕事中に気づいたという時代の変化に言及。当時は“オタクを見下す風潮”が根強く、テレビマンの態度に悔しい思いを募らせていたといいます。
ユーザーからは、「漫画・アニメ・ゲーム好きの人を見下していた2000年代は本当に酷かった」「エヴァ好きって言うとオタクというか…腫れ物でも扱うみたいな感じになって好きと言いづらかった記憶がありますよ」「アニメ好きって言ったら下手したらいじめの対象になったりしてましたね」などオタク不遇の経験談に共感する声があがった。
本日、某対談をしながら。
声優のTV出演依頼が激増した2000年前後、TVに出るのが辛かった(今は大丈夫!)。それは今と違って…と話すうちに気づいた。当時の我々の扱われ方は酷かった。
でもそれより嫌だったのは、ファンのみんなを下に見る目線だった。
なめんなこのやろう、と拳握ってた。いつも。— 緒方恵美@30周年補完計画、始動。 (@Megumi_Ogata) October 31, 2022
オタクに囲まれててどうですかとか、オタクって云々…そんな話を目の前で展開されるたびに、テーブル下でシンジみたいに拳を握ったり開いたりしてた。
アニメファンは優しい人が多いのに。
あなたたちよりずっと。そう思いながら、どうしたら繋げるのか、理解りあえるか…そればかり考えていた。
— 緒方恵美@30周年補完計画、始動。 (@Megumi_Ogata) October 31, 2022
月日がたち、再びTV出演依頼が激増した昨今。様相はだいぶ変わった。
それは番組制作スタッフさんや出演タレントのみなさんの中に、アニメが好き、好きだったという人が増えたから。ありがたいと思うと同時に、市民権を得たのだなあと、しみじみ。。
好き、が、世界を回す。
これは確かなのだ。— 緒方恵美@30周年補完計画、始動。 (@Megumi_Ogata) October 31, 2022
https://news.yahoo.co.jp/articles/9da59433eeacb3ebcbbd28094cf88f3e7b2e6b69
ニュースへの反応
エヴァンゲリオンで変わったな
リア充フツメン以上のアニオタ声オタ増えた
これお若い方は分かんないと思うけど本当にこんなんだったのよ
鉄道好きとか男なのにスイーツ好きとか切手集めてるとか
堂々とアピれない時代があったのよ
スタッフや芸能人にも漫画ゲームアニメファンが出てくるようになって
扱い変わったってのは分かる気がする
ネットの普及で日本人の価値観の中に「多様性」という概念が芽生え始めたことも追い風になったのではと思います。
2010年ぐらいまで、音楽や趣味、ファッションにしても、テレビが押し付けてくる画一化された価値観が基準とされていたので、そこから漏れた人達は今以上に生きづらい環境だったような記憶があります。
まだまだ課題はあるものの、個人的に良い時代になりつつあるなぁという印象です。
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